高倉健さんの、数々の出演作品の舞台となった道内ゆかりの地では、高倉健さんの命日に合わせ、映画上映などの追悼の催しや記帳の受け付けなどが行われています。
国内外の幅広い世代から愛された高倉健さんの多くのファンが、道内のゆかりの地に足を運んでいるようです。
高倉健さんの主演作「駅 STATION」のロケで「風待食堂」として使われた、留萌管内増毛町の駅前観光案内所には、10月28日に記帳台が設置されていて、名前を書き入れたファンは11月6日までに274人に上ったそうです。
網走市内で6日開幕した「第8回オホーツク網走フィルムフェスティバル」では7日午前、高倉健さんの出世作となった映画・網走番外地シリーズの「網走番外地 決斗(けっとう)零下30度」が追悼上映され、高倉健さんの多くのファンが鑑賞されたようです。
「鉄道員」のロケで、高倉健さんが駅長を務める「幌舞駅」として使われたJR幾寅駅(上川管内南富良野町)では、一周忌の10日に追悼行事が行われます。
代表作「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」で使われた炭鉱住宅などのロケセットが再現されている夕張市の「幸福の黄色いハンカチ想(おも)い出ひろば」は、今季の営業を11月15日まで延長しています。
例年は3日で打ち切り、半年間休業していますが、「命日をゆかりの場所で過ごしたい」とのファンの要望に応えたそうです。
昭和、平成の日本映画界の名優「高倉健」さんの存在感は、一周忌を迎えても健在のようです。
今晩は、高倉健さんの出演作品を観ながら晩酌するのも良いのではないでしょうか?