2月3日は「節分(せつぶん)」です。
節分とは本来、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節日を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あったものでした。
ところが、日本では立春は1年のはじまりとして、とくに尊ばれたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。
立春を1年のはじまりである新年と考えれば、節分は大晦日(おおみそか)にあたります。
平安時代の宮中では、大晦日に陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」の行事が行われていたそうです。
室町時代以降は豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、民間にも定着していきました。
京都ではこの時期、表鬼門にあたる「吉田神社」と裏鬼門にあたる「壬生寺(みぶでら)」の節分祭がことに有名で、厄除節分会の期間中は大勢の人で賑わいます。
京都の節分祭と言えば、吉田神社節分祭と壬生寺節分会が有名ですが、他にも注目の節分祭が多数開催されます。
京都で開催される、2016年注目の節分祭を紹介します(^o^)/
吉田神社節分祭
2日と3日は参道や境内に約800の露店が並び賑わいます。
2日の18:00から行われる追儺(ついな)式は見ごたえのある神事。
黄金の四つ目の仮面をかぶった方相氏が松明を持った童子をともなって登場し、赤・青・黄鬼を追い詰め、上卿以下が桃の弓に葦の矢を射かけて鬼たちを払います。
節分祭の期間中に授与される「疫神斎」と書かれた神札は、悪病災難除けにご利益があるとされます。
日程 2016年2月2日(火)~4日(木)
2日18:00~ 追儺式
3日23:00~ 火炉祭
料金 無料
場所 吉田神社
壬生寺節分会
本尊・延命地蔵菩薩(重文)に除災招福を祈願して行われる節分会。
白河天皇の発願により始められ、900余年もの歴史を持つという由緒ある行事です。
炮烙(ほうらく)に年齢などを墨書きして奉納するのは、壬生寺ならではの信仰。
奉納した人は厄除け・開運を得るといいます。
これらの炮烙は壬生狂言「炮烙割」で割られます。2・3日には、壬生狂言「節分」を上演(無料)。
4日にはぜんざいの無料接待もあります。
日程 2016年2月2日(火)~4日(木)
8:30~21:30
※壬生狂言「節分」は2日・3日13:00~20:00(毎時00分開演、1日8公演)
料金 無料
場所 壬生寺
八坂神社節分祭
境内の舞殿で2日13:00から先斗町歌舞会、14:00から弥栄雅楽会、15:00から宮川町歌舞会が舞踊や舞楽奉納を行います。
3日11:00から日本今様謌舞楽会による今様奉納、13:00から祇園甲部歌舞会、15:00から祇園東歌舞会による舞踊奉納を行います。
また、両日16:00から祇園商店街・四条繁栄会商店街の振興組合による華やかな豆まきも行われます。
日程 2016年2月2日(火)・3日(水)
料金 無料
場所 八坂神社
平安神宮節分祭
正午から大蔵流茂山社中による奉納狂言が行われます。
13:00より節分祭、14:00より鬼を追い払う「大儺之儀(だいなのぎ)」が行われます。
大儺之儀は平安朝当時の追儺式の作法、祭典、衣裳にいたるまで忠実に再現されています。
15:00からの大極殿の福豆まきではいったん祓われた邪鬼が再び侵入。
打豆によって祓われます。
参拝者に除災招福の祈祷を納めた福豆がまかれます。
甘酒の接待(無料)も受けられます。
日程 2016年2月3日(水)
13:00~17:00(13:00節分祭、14:00大儺之儀、15:00豆撤行事・大火焚祭)
料金 節分符800円、福豆300円、火焚串300円
場所 平安神宮
聖護院節分会
平安末期から続く修験道の寺・聖護院。
節分会が行われる期間に限り、重文の本尊・不動明王像の前まで進むことができます。
3日の追儺式・山伏福豆まきは、赤・青・黄の鬼が年男・福女の豆まきによって改心し、最後には一緒に豆をまくという珍しい形式。
その後、執り行われる採燈大護摩供では、修験道独特の作法である山伏問答なども見ることができます。
当日は甘酒の無料接待もあります。
日程 2016年2月2日(火)終日 柱源護摩
3日(水) 13:00~追儺式・山伏福豆まき
15:00~採燈大護摩供
夕刻~古札焼き
料金 無料
場所 聖護院
2月3日の節分は、厄年の節目でもあります。
厄払いも兼ねて、京都の節分祭に行ってみるのも良いと思います(=^^=)
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